【世界史】これで完璧!ボリューミーな科目の勉強方法を徹底解説!

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皆さんこんにちは、武田塾の高田です。
今回は世界史の勉強方法の解説をしていきます。

他の社会科目と比較すると日本史や世界史などの歴史系の科目というのはどうしても覚えることが多いため、「世界史嫌い」と思っている人もいるのではないでしょうか?

今回は、世界史の勉強法を余すことなく皆さんにお伝えできたらと思うので、世界史の勉強で悩んでる人はぜひ参考にしてください。

1番ボリューミーな科目?

地理や政治経済などの他の社会科目と比べても世界史は比較的暗記量が多く、日本史であれば日本の歴史を深くやればいいものの、世界史は中国やイギリス・フランス・インド・中東など全世界の歴史を広く浅く抑える必要があるので覚える量は多いです。

社会の中で世界史が1番ボリュームのある科目と言っても過言ではないです。

ただ、面白い科目であることは間違いないので正しい勉強法で乗り換えてほしいなと思います!

暗記量も大事だけど知識の整理も同じくらい重要

歴史系の科目はどうしても人物名や戦争名・条約名・条約内容・出来事などをしっかり暗記して点数にしていくというイメージが強いと思うのですが、実は世界史は正しく知識を整理しながら勉強しないとなかなか点数になりづらい科目です。

一通り知識を揃えるのにまず一定期間が必要になり、覚えた知識を整理し直してちゃんと自分の中でいろんな知識が腑に落ちた瞬間に成績が上がるので、最初は結構我慢の時期であったりしんどい時期が続くと思います。

ただ、それを乗り越えたら必ず伸びる時期が待ってるので最初は我慢が必要ということだけ頭に入れておいてください。

全体像を掴むことを意識

世界史は数多くの国が出てくるのため、なかなか全体像をつかめずに苦戦してしまう人が多いので、地図や資料集を使いこなしながら細部にこだわりすぎずに一通り学んで世界史の全体像をつかむことを意識して学習をしていきましょう。

このとき、特に地図が非常に大事です。

難関大学や共通テストでも地図を絡めた問題が出題されることがあるので、しっかり地図と実際の出来事をリンクさせて勉強していってください。

世界史の勉強におすすめの参考書

世界史の勉強には茂木誠先生の「世界史が面白いほどわかる本」を活用して世界史の全体像・流れというのを把握していきましょう。

、講義を読んで流れを理解したら「時代と流れで覚える! 世界史B用語」という暗記用の本を使って重要用語を覚え、もう1回講義の方に戻るという流れで勉強をすることでスムーズに進めることができます。

ここの段階で1番危険なのが知識の単純暗記になってしまうということです。

ボストン茶会事件というのが世界史で重要な出来事になっているので世界史をやってる人に必ず「ボストン茶会事件とはなに?」と聞と用語の中身は言えてもなんでボストン茶会事件が起こったのか、ボストン茶会事件が与えた影響というのは何だったのかについて答えられない人が多いです。

大事なのは「ボストン茶会事件」という言葉を面白いから覚えたというのではなく、
「そもそもその用語の中身って何なの」
「何でこの出来事が起こったのか」
「この出来事が起こった結果どういう影響を与えたのか」

この3つを全部話せるようにしておいてください。

例えば、アメリカ独立戦争のきっかけだったという風に言われているイギリスが一方的に当時植民地だったアメリカの税率などの法律を決めて取り締まったことに対して怒ったアメリカの人たちがイギリスのお茶をボストンの港で全部捨てるというボストン茶会事件が起こります。

それがきっかけとなり植民地だったアメリカとイギリスの因果関係が悪化して独立戦争へと発展した歴史的に極めて重要な出来事であるという風に覚えた用語を流れの中で説明できたら入試問題で使いやすいです。

1つ1つの出来事を今みたいに言葉で説明できるように、用語をただなんとなく言葉だけで覚えるのはなくて流れの中で覚え、その用語の中身をしっかり説明できるようにしておくことを意識して世界史の勉強に取り掛かってほしいと思います。

受験の後半で行ってほしい勉強法

覚えた用語を用いてその出来事や流れを言葉で説明する練習というトレーニングを受験の後半でやってほしいです。

白紙を用意し、何か1つ出来事や大きな事件を紙の真ん中に書き、そこから蜘蛛の巣上に「なぜ起こったのが」「原因」「誰が」「どこで」「いつ」「そしてどうなったのか」など、その1つの事件に関連する情報を全て自力で書いていきます。

これを行うことで理解が曖昧な地域や場所を把握することができ、これが完璧にできるようになればその単元や場所は完璧に理解できているといえます。

繰り返しになりますがおすすめの参考書としては「大学入試 茂木誠の 世界史Bが面白いほどわかる本」や少し難しめのかなり細かい内容も含まれてる「青木裕司 世界史B講義の実況中継」、そして少し教科書チックな「これならわかる!ナビゲーター世界史」「神余のパノラマ世界史」や共通テストの本などがおすすめです。

世界史の全体像や流れ、中身・理屈というのをしっかり把握して説明できるぐらいまでになると世界史の勉強がかなりクリアに見えるようになってきます。

世界史最大の難関ポイント

世界史と日本史の決定的な違いとして、世界史はなぜ伸びないと言われてるのかその理由を話していきます。

結論から述べると、世界史は縦のつながりと横のつながりを意識しないといけないから成績が伸びないといわれています。

世界史の教科書はいろんな地域を行ったり来たりします。
中国の勉強したと思ったら今度は中東、今度はヨーロッパに行き、アメリカ行って世界大戦をしてなど、いろんな分野を行ったり来たりするため知識が整理されないままどんどんどんどん進んでいってしまうため、知識がごちゃごちゃしてしまうというのが世界史の勉強でかなり難しいところです。

各地域を縦のつながりを意識し、時代順に抑えてあげるということと同じ年にほかの国ではどんな出来事があったのかという風に、他の地域を横でつなげてあげるというこの2つの勉強法が大事です。

世界史の問題演習

問題演習で武田塾がおすすめしているのは「HISTORIA[ヒストリア] 世界史精選問題集」という参考書なのですが、この教材を使ってアウトプット頑張ってくれたら世界書籍に伸ばせることができます。

一問一答などの用語を覚える系参考書でしっかりインプットをした後にその覚えた知識が大学受験で使えるのかというのがとても大事なので、「HISTORIA[ヒストリア] 世界史精選問題集」「オンリーワン世界史完成ゼミ」だったり、少し上のレベルで言うと「実力をつける世界史100題」などの問題集を使ってどんどんアウトプットの練習をしてください

この時に重要なのができなかった問題が暗記不足や理解不足で解けなかったのかという間違えた原因を洗い出すことです。

その理由をしっかり明らかにしてから講義系の参考書をもう1回読み直すなり、復習するなり、足りなかったところをもう1回覚え直し、あやふやな知識曖昧な知識を潰すという対策の必要があります。

カタカナが覚えられない!

世界史で躓く人で多いのはカタカナを覚えられないという点が挙げられます。

カタカナだと人の名前なのか、国の名前なのか法律の名前なのかなどのように何の名前なのかわからず、ごちゃごちゃになってしまったりします。漢字があればある程度人の名前なのか地名なのかわかるといったようにこれも日本史と世界史の違いですね。

しかし、カタカナであっても繰り返し何回も音読したり、何回も勉強していけば必ず覚えられます。

海外のねアーティストやスポーツ選手はみなさんちゃんと覚えていますよね?
それと同じで親近感があれば世界史の登場人物も覚えることができるんです。
その人の画像などを検索したりすることでただ名前だけで覚えるよりは覚えやすくなります。

世界史の勉強方法|まとめ

繰り返しになりますが世界史が苦手な人というのはやはり用語だけ覚えてしまっているため、その前後関係や背景、その言葉の中身というのがやっぱり疎かになってしまっている人が多いです。

そこを参考書を駆使しながら1つ1つ説明できるようになるまで取り組むというのが世界史の1番の克服法だと思います。

縦のつながりと横のつながりをしっかり押さえられた時が世界史がグッと伸びるタイミングになるので、最初はひたすらこらえて縦のつながり横のつながり・世界史の全体像を明確にすることを目標に1つ1つ潰していってください。

伸び始めるまで苦しくてしんどい科目ではあるのですが、伸び始めたらめちゃくちゃ面白いし楽しい科目に変わるので、頑張って乗り越えてほしいなと思います!

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